「恋人としてつきあう」というのは、いったいどういうことなのでしょうか。
何回かデートしてセックスをすれば、恋人同士と呼べるのでしょうか?
逆に、肉体関係がなければ、すなわち、セックスレスであれば、何度デートしても「恋人」とは呼べないのでしょうか?
デートやセックスの有無、あるいは回数だけをとらえて、「恋愛をしている」あるいは「つきあっている状態」を計ろうとするのは、きわめてナンセンスなことです。
なぜなら、キスやセックスは恋愛をする手段にすぎないからです。
そもそも恋愛とは、心のつながりを作るものです。
心がつながることがうれしいから、つまり、心と心がつながることが快だから、人は人を求めるのです。
人は、もともと気持ちいいことが大好きなのです。
気持ちいいことをするために生きている、と表現しても決して過言ではありません。
デートやセックスをするのは、心のつながりを作り、その絆を太くするためです。
心の絆が太く、そして関係が深くなればなるほど、そのつきあいは楽しくなります。
だから、その人と一緒にいたくなるのです。セックスレスであっても、立派なカップルであることは違いありません。