2015年8月アーカイブ

深い心の関係

 自分が主体的に生きていると思うか、生かされていると思うかは非常に重要です。

 
宗教的に考えなくても、周囲の温かい援助によって今日の自分があるのだと考えられる人は、不倫でも不倫関係でも比較的うまくいきます。
 
なぜならそういった複雑な関係にあっても、愛する人を得た感謝の心をもてるからです。
 
自分という女をこれほどまでに強く愛してくれる人がいる、と思うだけで生きる力を得られるからです。
 
またこれほどの女性になると、彼の妻に対するいたわりと、申し訳ないという一歩引き下がった思いをもつために、彼のほうも安心してつき合うことができます。
 
人は必ずしも、恋人のいない同士がめぐり合うとはかぎりません。
 
恋人や夫・妻のいる同士が新たな愛に目覚めることはいくらでもあります。
 
単にめぐり合いが遅かっただけで、その愛をあきらめることができるでしょうか?
 
多分できないでしょう。
 
そうだとすれば、ほんの少し引き下がった愛を結び合う賢明さも必要です。
 
結婚関係をもたない愛情関係でも、一緒にベッドに寝ない関係でもいいではありませんか。
 
あるいはまた自分が解決できない問題が起こったときだけ彼の知恵とアドバイスをいただくという、深い心の関係でもいいのではないでしょうか。
 

ハワイの日系四世の女性

 不倫は一時的な結婚フレンドではなく、長い一生をときどき声をかけ合い励ましながら、共に元気で生きていく異性の友人を得ることが目的です。

 
そうだとすれば「捨てられたら死ぬ」なんて、バカらしい言葉だと思いませんか?
 
「もし私を捨てるときがあったら、そのあといい友だちでいてくださいね」
といい換えてみましょう。
 
どんな男でもこれにはホロリときますし、多分十人が十人、よろこんで期待に応えてくれるはずです。
 
ハワイの日系四世のその女性は、ときに大きく動く瞳と、薄くしか口紅を塗っていない素朴な唇が魅力的でした。
 
彼女は十代で高校の教師と親しい関係になってから三十歳の現在に至るまで、つき合う異性は、ことごとく既婚者だったといいます。
 
しかし可哀そうなことに彼女は暴力的に犯されたり、ドラッグ常用者とゴき合ってしまったり、その結果、交際を絶つために米国本土に渡って四年間、音楽の勉強をして帰ってきました。
 
彼女は華やかな色彩と雰囲気に似合わない清楚さをもっていますが、恐らくそれが恋愛下手を招いたのではないかと思われるのです。
 
「自分が知っている自分の性格」は単に表面に出ている一性格に過ぎず、もしかして環境を新たにすると「自分が知らない性格」が出てくる可能性があります。