出席者全員の前で婚約したことを発表し、婚約披露の簡単なパーティーであること、お世話になった仲人の名前、挙式の予定日などを明記し、ふたりの連名で出します。
なお、出席者が服装のことで迷わなくてすむように「平服でおこしください」と書き添えておくのもエチケットです。
でも、心のこもった挨拶をします。
そして全員の見守る中で、男性が婚約指輪を女性の左手の指にはめてあげます。
このとき、女性も婚約の記念に腕時計、タイ・ピンなどの服飾品を男性にプレゼントすると、パーティーの雰囲気もいっそう盛りあがって楽しくなるでしょう。
指輪が無事に女性の指におさまったら、あとは乾杯し、ゲストたちの祝福の言葉を素直に受け、感謝の気持ちを表わします。
指輪の儀式と乾杯が終わったら、ゲストたちが飲食や歓談を自由に楽しめるように、司会者や本人たちがパーティーのムードをリードするように心がけましよう。
ただ、いくら気楽なパーティーでも、いつまでもだらだらと続けるのは感心しません。
パーティーの面白さは、めりはりがあって、終わってから楽しさやくつろぎの余韻が残るような、ほどほどのけじめが必要です。
ましてや婚約披露のパーティーですから、おひらきの時間を守り、あとに、疲労や後味の悪さを残さないように配慮することが望まれます。