2017年6月アーカイブ

結納は明るいうちに

 以前は、結納は縁起をかついで、大安吉日の午前中に行なうのが常識とされていました。

 

現在も、一般的には吉日が選ばれているようです。

 

ただ、かならずしも吉日でなくてもいいのは当然で、両家と仲人の都合のいい日に行なっても、いっこうにかまわないといえます。

 

暦のうえの吉凶は科学的根拠のない迷信だから気にするにはおよばない、と若い人たちが暦を無視して、都合第一主義できめるのももっともな話で、むしろ現代っ子らしいものがあります。

 

ただし、両家のどちらかに暦にこだわる人がいる場合は、強引に反対せずに、全員が納得できるような形で日取りをきめるべきでしょう。

 

おめでたいことですから、無用の摩擦を避けて、無難にまとめるのも大人の知恵といえます。

 

結納をとりかわす時間は、これも本人、両家、仲人の三者の都合のいい時間ということになりますが、できれば午前中に始めて、明るいうちに滞りなく終わるようにしたいものです。

 

特に、仲人が両家を行ったり来たりする本格的な結納で、しかも両家間の距離が遠い場合などは、暗くならないうちにすませられるように、早めにとりかかるべきでしょう。

 

 

 男性が、結納金を「御帯料」として金包におさめて女性に贈ります。

 

これに対して女性が、その半額を「御袴料」として金包におさめて返すことを、いわゆる「半返し」といいます。

 

関東地方で行なわれてきた習慣ですが、関西地方では結納のときに返さないで、嫁入りのときに三分の一程度の額を持参するのがしきたりだったようです。

 

現代ではそうした「半返し」などのお返しは、古い形式主義のなごりとして、だんだん省略する傾向になってきました。

 

お返しをするくらいなら、はじめから半額にしておけばいいことですし、本人たち、あるいは両家に異存がなければ、結納のしきたりを合理化してもさしつかえないわけです。

 

ただ、こういった昔からのしきたりを守るか、あるいは、合理化して簡単にするかということは、お互いに相手あってのことですから、勝手にきめないで、仲人を介してよく話し合い、双方で納得のいくような形で結論を出すべきでしょう。

 

なお、昨今は九品目、七品目、五品目といった形式的な結納品の交換も、意味のないむだな習慣として、いっさい行なわず、結納金を贈るだけというケースも増えていることをつけ加えておきましょう。

 
 

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