結納は明るいうちに

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 以前は、結納は縁起をかついで、大安吉日の午前中に行なうのが常識とされていました。

 

現在も、一般的には吉日が選ばれているようです。

 

ただ、かならずしも吉日でなくてもいいのは当然で、両家と仲人の都合のいい日に行なっても、いっこうにかまわないといえます。

 

暦のうえの吉凶は科学的根拠のない迷信だから気にするにはおよばない、と若い人たちが暦を無視して、都合第一主義できめるのももっともな話で、むしろ現代っ子らしいものがあります。

 

ただし、両家のどちらかに暦にこだわる人がいる場合は、強引に反対せずに、全員が納得できるような形で日取りをきめるべきでしょう。

 

おめでたいことですから、無用の摩擦を避けて、無難にまとめるのも大人の知恵といえます。

 

結納をとりかわす時間は、これも本人、両家、仲人の三者の都合のいい時間ということになりますが、できれば午前中に始めて、明るいうちに滞りなく終わるようにしたいものです。

 

特に、仲人が両家を行ったり来たりする本格的な結納で、しかも両家間の距離が遠い場合などは、暗くならないうちにすませられるように、早めにとりかかるべきでしょう。