◆開宴のとき
披露宴の開宴間際になったら、会場の入口に新郎新婦を中心にして、媒酌人夫妻、両家の両親が並んで招待客の入場を迎えます。
招待客は到着順に次々と入場しますが、客の会釈に対してはにこやかな黙礼で応え、言葉をかける必要はありません。
招待客全員が入場し着席したら、新郎と媒酌人、新婦と媒酌人夫人、新郎の両親、新婦の両親の順に入場し、所定の席につきます。
◆主賓の祝辞のとき
主賓の祝辞も披露宴における重要な部分です。
媒酌人夫妻は主賓に敬意を表わし、新郎新婦を促して起立します。
祝辞が終わるまで起立のまま耳を傾けるのがエチケットですが、主賓が祝辞を述べる前に「ご起立にはおよびません」といったひとことがあれば、そのかぎりではありません。
◆食事のとき
披露宴で、儀式的な部分がすむと、司会者の指示で食事にはいるわけですが、メイン・テーブルの新郎新婦と媒酌人夫妻が、かた苦しく鎮座したままろくに料理に手もつけないでいるようすは、会場の雰囲気を白けさせます。
適度に歓談を楽しみながら、お祝いの料理を味わうこともたいせつです。
特に媒酌人夫人は新婦に、料理に手をつけるようにさりげなく促すぐらいの配慮が望まれます。