新居への訪問・盆暮れの挨拶について

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 ◆招待されるまでは新居を訪問しない

新婚旅行から帰ったふたりがどんな生活をしているか、仲人としては興味もあり、また気にかかることでもあります。

 

しかし、新家庭の生活は何かと慣れぬこともあって、軌道に乗るまでけっこう時間がかかるものです。

 

はやばやと新居を訪問して、ふたりをあわてさせるようでは、人生の先輩としては心ないやり方といわなければなりません。

 

また、ふたりからの招待もないうちに押しかけて行くのは、何やらおしつけがましい感じがしないでもありません。

 

式後の雑事がかたづき、新婚夫婦の生活にもどうやら慣れ始め、おちついた気分で暮らせるようになれば、おそらく先方から電話なり手紙なりで招待の知らせがあるでしょう。

 

それまでは、遠くからふたりを見守る気持ちでそっとしておいてあげるのが、仲人の思いやりといえるのではないでしょうか。

 

 

◆盆暮れの挨拶は三年ぐらいで辞退する

結婚後三年から五年ぐらいは、世話をした若夫婦や両親から、盆暮れの挨拶があるのが普通です。

 

仲人へのお礼の気持ちを中元や歳暮の形で表わすわけですが、あまりいつまでも先方の好意に甘えているのも感心しません。

 

三年ほどでこちらから「どうぞご心配なく」と辞退するのが常識的な社交術といえます。

 

いつまでも受け取り続けていると、先方に際限なく気を使わせることにもなりますから注意したいものです。