余興・列席者へのお礼

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◆余興はプロよりも友情出演を
時間の余裕がないから、といっても、スピーチの連続では変化に乏しいので、列席者の目や耳を楽しませ、くつろがせる余興も少しは欲しいところ、それもプロの芸人よりも、友人たちの歌、コーラス、ウククレ、ギター、バイオリン、琴、三味線など自慢の芸を披露する友情出演のほうが楽しいでしょう。

また、勤め先の重役さん、年配の親類が婚礼につきものの謡曲「高砂」のひとふしをお祝い芸に披露することもあります。

曲目はすべておめでたいもの、明るいものを選んで、別れや涙をテーマにした曲は不吉ですから避けなければなりません。

また、下品な歌もこういう厳粛な薪しい人生のスタートにはふさわしくありません。


◆列席者へのお礼のあいさつ
披露宴のしめくくりは、主催者である両家の代表の列席者に対するお礼のあいさつによってなされます。

両家の代表は、一般には新郎の父親があたりますが、都合のわるいときは新婦の父親が代わってあいさつをし、両家とも父親の出席が不可能であったときにはいずれかの母親、あるいは本人の兄、姉ということになります。

このあいさつは、お出でいただいたお礼と同時に、若い二人への今後の指導を願い、さらにひとこと宴席が不行届きであったことをゆるしていただきたいとつけ加える場合もあります。

披露宴が両家というよりも、新郎新婦の力で催された場合には、新郎新婦を代表して新郎があいさつすることになります。

また、二人の主催でなくとも、新郎新婦として列席者に感謝の言葉を述べ、新生活への決意を示すあいさつをする場合もあります。

いずれの場合でも、あいさつ中は、新郎新婦は起立し、新郎があいさつしているときは、花嫁は伏し目がちにお礼の気持ちをあらわし、終わりに「ありがとうございました。」といって頭をさげます。

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