2019年1月アーカイブ

■招待客への挨拶
一方、客に挨拶を受けた主催者側は、「ありがとうございます」と答えて、ていねいにおじぎをするのが礼儀です。

なかには、主催者にとってたいせつな客や珍しい客が来たからといって、主催者のひとりが、「お忙しいところをよくおいでくださいました。さあ、どうぞこちらへ。・・・」などといって、列を離れ、みずから、奥のソファーなどへ案内したり、列から離れて、立ち話をはじめたりする人もありますが、これはひとりの客だけを特別扱いにするもので、ほかの客に失礼にあたります。

「お忙しいところをようこそおいでくださいました。ご挨拶は、のちほど。・・・」というように挨拶して、客をやり過ごし、全部の客が来るまでは、絶対に列を離れないようにするのが正しいエチケットです。

■待合室での歓談
招待された客が主催者側と挨拶を終わって、待合室のなかへすすむと、ソファーやアームチェアなどの椅子とカクテルテーブルがあちこちに置いてあります。

しかし、椅子の数は、招待客の数より少ないのが普通ですから、老人や婦人以外は、なるべく掛けないようにします。

待合室では、開宴までのあいだ、客同士、自由に歓談してよいのですから、先客のなかに知人がいたら、そこへいって挨拶したり、歓談したりします。

また、晩餐会形式の披露宴では、客がだいたいそろうと、ウェイターがカクテルを大きな銀の盆にのせて、客のあいだをすすめて回ります。

これは、食欲を喚起する目的で食前に飲む酒、いわゆる食前酒ですから、好みのカクテルをとって、その味をたのしみながら、歓談し、開宴を待ちます。

 

 

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■披露宴に出席できなくなったとき
招待状に出席の返事を出したあとで、急用が起こったり、病気などの事故が起こったりして、出席できなくなった場合はすぐに、電話なり、速達便なり、場合によっては、相手を訪問するなりして、〈これこれの事情で出席できなくなった〉旨を伝えます。

そうすれば、先方は、ほかの人を招待するなり、家族や親類の出席者をふやすなりして、人数をそろえることもできるわけです。

また、先方と非常に親しい仲である場合には、出席できなくなった自分の代わりに、妻なり、兄弟なりを出席させても失礼ではありせん。

この場合も、時間的に余裕があれば、電話などで、「これこれの事情で出席できなくなったが、妻を代理でうかがわせますから、よろしく」と、先方に連絡しておくようにし、その余裕がないときは、当日、代理で出席した者が、「主人は急用でお伺いできなくなりましたので、私が代理で伺わせていただきました」というように挨拶します。

いずれにせよ、無断で欠席するのはたいへんな失礼にあたります。



■食卓記号札
参会者の多いパーティーでは、芳名簿にサインを終わると、食卓記号札を渡し、「どうぞ、あちらの待合室でおくつろぎください。」といって、待合室を示します。

食卓記号札には〈高砂〉〈松〉〈竹〉〈梅〉などと、その客の就くべき食卓の記号が書いてありますから、客は、待合室や食堂の入り口などに置いてある〈食卓配置図〉と照合して、自分の席を知るわけです。
 

 

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