媒酌人はモーニングコート。
■ワイシャツは白(ウイングカラーでもよい)、ベストは上着と共地かグレーに。
ネクタイはシルバーグレーか白と黒の斜め縞。
ズボンは縦縞のコールズボンで折り返しはつけない。
ベルトでなくズボン吊りにする。
胸もとのハンカチは白の四角折りか三つ山に。
手袋は白か薄い色の革か絹。
靴はひも付きのドレッシーな黒。
■和服なら、五つ紋の羽織袴。
長着は黒羽二重、袴は仙台平(縞が普通だが、新郎が袴を着用するときは、無地にしたほうがよい)。
帯は角帯、羽織のひもは白。
下着は白か、薄い茶やグレーの羽二重とする。
足袋は白、はきものは畳表付きの草履で黒の鼻緒。
白扇を持つ。
腕時計ははずすこと。
■媒酌人夫人は媒酌人が洋服でも和服でも、染め抜き五つ紋の黒留袖が最も一般的。
色留袖でもよいが、やはり染め抜き五つ紋に。
半衿は白羽二重の無地。
帯は丸帯か袋帯で、帯締めは白の丸組みか金銀の平打ち。
帯揚げは白。
足袋は四枚コハゼの白羽二重かキャラコ。
バッグは布製。
■洋服にするならアフタヌーンドレスに白の革手袋。
ドレスの生地は花嫁の使う白を避ける。
光らない布地がよい。
靴はエナメルか表革のハイヒール。
もしも、披露宴が夜になる場合は、媒酌人はタキシード、媒酌人夫人はイブニングドレスやロングドレスとなる。
ただし、正装の場合、黒やグレーは弔事の色なので、絶対に避けること。