主催者への挨拶

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招かれた客は、主催者に挨拶をして、待合室へ通るわけですが、それには一定の作法があります。

主催者が、入り口をはいって左側に立っている場合。

(1)まず、新郎の父の前に立ちどまり、新郎の父と母を等分に見て「このたびは、まことにおめでとうございます」というように挨拶する。

(2)ついで、二~三歩、歩をすすめて、仲人の前に立ちどまり、新郎新婦と仲人夫妻に向かって、「本日は、まことにおめでとうございます」というように挨拶する。

(3)次に、会釈をしつつ、新郎新婦・仲人夫人の前を過ぎて、新婦の父の前に立ちどまり、新婦の父と母を等分に見て、「このたびは、まことにおめでとうございます」というように挨拶する。

・・・都合、三度、立ちどまって挨拶するのがよいとされています。

なかには、立っている人の、ひとりひとりの前に立ちどまって、べこぺこと頭をさげて通ったり、あるいは初めの方に立っている新郎の父・母を無視して、顔見知りの新郎・新婦の前に直行し、「やあ、おめでとう」と手を握ったりする人がありますが、どちらも、正しいエチケットではありません。

この種の会合では、十分から二十分ぐらいの短い時間に、数十人、ときにはそれ以上もの客が集まってくるので、ひとりの人が長話をしていると、あとから来る人の流れを停滞させることになるからです。

そうかといって、あまり、せかせかと急ぎすぎるのもよくありません。

言葉は短くても、ものこしは丁重に挨拶し、足取りも静かにはこぶようにしたいものです。

 

 

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