おひらきとお客様のお見送り

司会者の「おひらきのあいさつ」をもって、披露宴もいよいよおひらきとなります。

開宴のときと同様に新郎新婦、媒酌人夫妻、両家両親は、おひらき口(出口)の近くに並んでお客様を見送ります。

出迎えのときとちがって、主催者側もホッとしていますし、お客様も心がなごやかになっているので話し込みがちですが、特定の人と長話をしているとあとからつづくお客様のじゃまになりますから、人の流れをよくするように気をつけねばなりません。

「おめでとう、とてもすばらしかったわよ。」とか

「おげんきでハネムーンに行っていらっしゃい。」という親友には、

「ほんとうにありがとうございました。」とお礼を述べるていどにとどめて、親しいお友だちとはお客様を送り出してからお話をしましょう。

おひらきとは閉宴、散会を忌んで呼ぶことばですが、帰る、戻るも結婚式の禁句ですから、このときにうっかり「どうぞお気をつけてお帰りください。」などといってはいけません。

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余興・列席者へのお礼

◆余興はプロよりも友情出演を
時間の余裕がないから、といっても、スピーチの連続では変化に乏しいので、列席者の目や耳を楽しませ、くつろがせる余興も少しは欲しいところ、それもプロの芸人よりも、友人たちの歌、コーラス、ウククレ、ギター、バイオリン、琴、三味線など自慢の芸を披露する友情出演のほうが楽しいでしょう。

また、勤め先の重役さん、年配の親類が婚礼につきものの謡曲「高砂」のひとふしをお祝い芸に披露することもあります。

曲目はすべておめでたいもの、明るいものを選んで、別れや涙をテーマにした曲は不吉ですから避けなければなりません。

また、下品な歌もこういう厳粛な薪しい人生のスタートにはふさわしくありません。


◆列席者へのお礼のあいさつ
披露宴のしめくくりは、主催者である両家の代表の列席者に対するお礼のあいさつによってなされます。

両家の代表は、一般には新郎の父親があたりますが、都合のわるいときは新婦の父親が代わってあいさつをし、両家とも父親の出席が不可能であったときにはいずれかの母親、あるいは本人の兄、姉ということになります。

このあいさつは、お出でいただいたお礼と同時に、若い二人への今後の指導を願い、さらにひとこと宴席が不行届きであったことをゆるしていただきたいとつけ加える場合もあります。

披露宴が両家というよりも、新郎新婦の力で催された場合には、新郎新婦を代表して新郎があいさつすることになります。

また、二人の主催でなくとも、新郎新婦として列席者に感謝の言葉を述べ、新生活への決意を示すあいさつをする場合もあります。

いずれの場合でも、あいさつ中は、新郎新婦は起立し、新郎があいさつしているときは、花嫁は伏し目がちにお礼の気持ちをあらわし、終わりに「ありがとうございました。」といって頭をさげます。

再婚

 

両親へ感謝の花束贈呈

披露宴に美しい花はつきものです。

まして、花束はあたたかい心のあらわれとして、披露宴に欠かすことはできません。

同僚や、学校時代の友だちから花嫁へ花束が贈られる例はよく見られますが、花嫁は自分の席のところで立って花束を受け取ります。

そのあと、感謝の心をこめて握手すれば、列席者の目にも友情の美しさがうつることでしょう。

最近の披露宴は、新郎新婦から両親へ感謝の花束を贈呈する行事が組み入れられていることが多いようです。

ともすれば若い人中心になりがちな披露宴では、両親にライトをあてるところに深いあじわいがあってよいと思います。

両家の両親が下座に並列したところで、新郎新婦がメインテーブルから立ち、式場係から花束を受取ってメロディーの流れるなかをそろって両親のほうに近づきます。

新郎は新婦の両親の前に、新婦は新郎の両親の前に立って同時に一礼し、感謝の心をこめてそれぞれ相手方の母親に花束を渡します。

そして、そのあと手をさしのべて握手すると一層心が通じ合うでしょう。

ときには、花束をあげます - という恩着せがましい態度でそっけなく手渡す新郎新婦もいます。

そんな態度ではせっかく花束を贈呈しても何の意味もありません。

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花嫁の色直し

花嫁の色直しは、衣装を見せるのが目的なので、その回数の多いほど豪華とされていました。

しかし、あまり何回も色直しをするのは虚飾に過ぎる感じがしますし、花嫁が出たりはいったり目まぐるしい印象を与えますから、一回にとどめるのがよいでしょう。

挙式が打掛で色直しをイブニングドレスかカクテルドレスの洋装、または振袖に色直しする場合と、ドレスで挙式して色直しに振袖を着る場合とが多いのです。

色直しは食事にはいる前か、食事にはいって少し経ったころに立つのが適当なタイミングです。

最近は、新郎もモーニング、タキシードから紋服に、あるいは紋服からダークスーツ、色の紋服に色直しすることもあります。

しかし、新婦と競争でファッションショーをしているようで、あまり感心したことではありません。

新婦が色直しに立つときは、司会者が列席者に了解を求めるあいさつをしますから、そのあとすぐに仲人夫人に手伝ってもらって、立ちイスの左側から出ます。

仲人夫人は、左手をとって歩くのを手伝ってくれますが、ふつうは宴会場の入口までで、あとは介添人が連れて行ってくれます。

美容室で色直しをすませた新婦は、二〇分ぐらいあとにふたたび宴会場にはいり、仲人夫人が迎えて着席まで付添ってくれます。

ときには、花嫁はすぐ自分の席に直行しないで仲人夫人の介添えのもとに場内の各テーブルをまわって色直しの衣装を見てもらうこともあります。

花嫁はそのときは「どうぞよろしくお願いいたします。」と小声でいって頭をさげます。

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媒酌人のあいさつの注意点

媒酌人のあいさつで、とくに注意するのは新郎側、新婦側のどちらか一方に、内容がかたよらないようにということです。

新郎の上役などがたのまれて媒酌人をつとめるときなど、よく知っている新郎についてはくわしく紹介したが、新婦についてはあまり知識がないので、ほんの少ししか触れなかったというような場合がありがちです。

そんな不公平にならぬように、あらかじめ双方の事情をよく知っておいて、一方だけにかたよらぬように心がけます。

某大学の学長が媒酌人をつとめて、新郎新婦の紹介のときに「花婿は・・・」といったきり、どうしても名前を度忘れして出てこない、しかたがなく隣の新郎をつっついて「きみ、なんていう名前だったっけ?」とたずねたという話があります。

また、「新郎はヒロシくん、新婦はケイコさん」とある媒酌人が紹介したのを聞いていた席の両家の父親が一瞬口をとがらせました。

新郎は大、新婦は敬子という名前でしたが、ほんとうの読み方はマサルとタカコだったからです。

媒酌人としては、名前とか出身校などの要点をメモしてテーブルの上にのせておくこと、また名前の正しい読み方を本人にきいて確かめておくことぐらいは必ず守るべきでしょう。

また、媒酌人は主人側という意識を強く持ちすぎたためか、あいさつの終わりに「本日はせっかくおいでくださいましたのに粗酒粗肴なんのおもてなしもできませんが・・・」などといいわけをいうのも感心しません。

主人側といっても、純粋な主催者とはいえないデリケートな立場であることを考えて、こうした謝辞は、両家代表、新郎新婦のような純粋な主催者のあいさつに譲るのが正しいのです。

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司会者の基本的な役割

 披露宴における司会者の任務は、かぎられた時間内でそのプログラムを進めていく進行係としての役目です。

 

同時に、披露宴のムードを盛りあげる演出家の役割と、披露宴全体の調和を考えるコーディネーターとしての役目もあります。

 

披露宴を一定の時間内(約二時間)に、プログラムどおりに手際よく進めていくには、事前の準備を万全に整え、当日は余裕と自信をもって臨めるようにしておくことが必要です。

 

また、披露宴の演出家としての役目については、当事者の意向やアイデアをいっしょに検討し、新郎新婦が描いているイメージを、当日のプログラムの進行に、具体的に生かしていく作業がその仕事です。

 

当事者の希望にそったプランを練り、さまざまなアイデアを検討し、会場側との打ち合わせをしたうえで、開宴からおひらきまでのプログラムを完成させます。

 

披露宴の途中でハプニングが起きたり、予定のスピーチや余興ができなくなった場合など、臨機応変に対処していくのも司会者の役目です。

 

新郎新婦の意向を要所要所に生かしたムード作りと、所要時間内にプログラムを手際よく進行させる作業が、司会者の基本的な役割といえます。

 

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結婚披露宴の司会者の役割・心得

 ◆司会者の役割と心得

披露宴の成否は司会者の腕次第といってもいいほど、その役目は責任重大です。

 

それだけやりがいのある仕事ともいえます。

 

新郎新婦から司会役を依頼されたら、それは信頼されている証拠ともいえ、たいへん名誉なことではないでしょうか。

 

最後まで責任をもってやりとげる誠意と自覚があれば、ふたりの新しい門出のために喜んで引き受けてあげたいものです。

 

話術や司会のテクニックは問題ではありません。

 

ふたりを祝福する温かい心と、ふたりのために一肌ぬぐ気持ちがたいせつなのです。

 

その点をわきまえて、司会者の役割を考えるべきでしょう。

 

◆結婚披露宴の司会者とは

司会を引き受けたら誠実にやりとげる覚悟を

実際に披露宴の司会を進めていくうえでは、その基本的なマナーや技術的なものも必要ですが、司会者としてまず要求されるものは、当事者の信頼に応える誠意と、最後までやりぬく責任感です。

 

プロの司会業と違って、その人の資質的な適性はさほど大きな問題ではありません。

 

抜群の話術も洗練されたスマートさも、本質的な要素ではないのです。

 

司会を引き受けたら、事前の準備から当日の実行まで、一貫して真面目に、誠実にやりとげる覚悟をすること、これが何より肝心です。

 

司会の具体的、技術的な問題は、準備過程で当事者と相談しながら考え、検討していきます。

 

浮気相談

 ◆招待されるまでは新居を訪問しない

新婚旅行から帰ったふたりがどんな生活をしているか、仲人としては興味もあり、また気にかかることでもあります。

 

しかし、新家庭の生活は何かと慣れぬこともあって、軌道に乗るまでけっこう時間がかかるものです。

 

はやばやと新居を訪問して、ふたりをあわてさせるようでは、人生の先輩としては心ないやり方といわなければなりません。

 

また、ふたりからの招待もないうちに押しかけて行くのは、何やらおしつけがましい感じがしないでもありません。

 

式後の雑事がかたづき、新婚夫婦の生活にもどうやら慣れ始め、おちついた気分で暮らせるようになれば、おそらく先方から電話なり手紙なりで招待の知らせがあるでしょう。

 

それまでは、遠くからふたりを見守る気持ちでそっとしておいてあげるのが、仲人の思いやりといえるのではないでしょうか。

 

 

◆盆暮れの挨拶は三年ぐらいで辞退する

結婚後三年から五年ぐらいは、世話をした若夫婦や両親から、盆暮れの挨拶があるのが普通です。

 

仲人へのお礼の気持ちを中元や歳暮の形で表わすわけですが、あまりいつまでも先方の好意に甘えているのも感心しません。

 

三年ほどでこちらから「どうぞご心配なく」と辞退するのが常識的な社交術といえます。

 

いつまでも受け取り続けていると、先方に際限なく気を使わせることにもなりますから注意したいものです。

 

開宴・主賓・食事の時

 ◆開宴のとき

披露宴の開宴間際になったら、会場の入口に新郎新婦を中心にして、媒酌人夫妻、両家の両親が並んで招待客の入場を迎えます。

 

招待客は到着順に次々と入場しますが、客の会釈に対してはにこやかな黙礼で応え、言葉をかける必要はありません。

 

招待客全員が入場し着席したら、新郎と媒酌人、新婦と媒酌人夫人、新郎の両親、新婦の両親の順に入場し、所定の席につきます。

 

◆主賓の祝辞のとき

主賓の祝辞も披露宴における重要な部分です。

 

媒酌人夫妻は主賓に敬意を表わし、新郎新婦を促して起立します。

 

祝辞が終わるまで起立のまま耳を傾けるのがエチケットですが、主賓が祝辞を述べる前に「ご起立にはおよびません」といったひとことがあれば、そのかぎりではありません。

 

◆食事のとき

披露宴で、儀式的な部分がすむと、司会者の指示で食事にはいるわけですが、メイン・テーブルの新郎新婦と媒酌人夫妻が、かた苦しく鎮座したままろくに料理に手もつけないでいるようすは、会場の雰囲気を白けさせます。

 

適度に歓談を楽しみながら、お祝いの料理を味わうこともたいせつです。

 

特に媒酌人夫人は新婦に、料理に手をつけるようにさりげなく促すぐらいの配慮が望まれます。

 

 ◆披露宴までの時間に新婦に軽食をとらせる

披露宴が始まるまでの時間を利用して、結婚式の緊張をとき、飲みものや軽いおつまみで気分をリラックスさせておきます。

 

新郎新婦は、式は終わったものの、これから大勢の招待客の前で、またしばし緊張の時間を過ごすわけですから、控え室では気分をほぐしてゆっくりできるように、気をつかってあげるのも媒酌人夫妻の役目です。

 

特に新婦は披露宴がおひらきになるまで、満足に食事をとることもできない場合が多いものです。

 

 

◆記念撮影の並び方

緊張と疲労のあまり、気分が悪くなる花嫁も中にはいます。

 

媒酌人夫人は新婦の様子に、つねに注意を向けていなければなりません。

 

開宴までのあいだに、軽い飲みものやサンドイッチなどをすすめ、体調を整えておくように新婦に助言するのも媒酌人夫人の務めです。

 

また、美容室へ付き添って行き、婚礼衣装の乱れを直し、化粧を整えてもらうようにてきぱきと行動することも忘れないでください。

 

 

◆葬儀とかさなってしまったら

一般の参列者なら、今生の別れの儀式ですから、葬儀に出席するのが妥当ですが、媒酌人とか主賓という立場は、他の人に代わってもらうわけにもいきませんので、結婚式に出席します。

 

葬儀には代理人を参列させ、自分は通夜に出席して焼香と告別をしておくように心がけます。

 

なお、双方に出席できる場合でも、同じ日に結婚式と葬儀に出席することはつつしみます。

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